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2022奈良公園・秋の紅葉和装ロケーションフォトを振り返り その2

こんにちはBridal-Soraの竹中です。お盆休みいかがお過ごしでしょうか?台風6号、7号とたて続きに来ましたがご無事でしょうか?

今回の台風7号、僕の実家である奈良県吉野では過去最高の危険な状態になりました。実家の裏を流れる吉野川(和歌山に行くと紀の川と名称を変えます)は日本最大雨量を誇る大台ヶ原を源流としています。かつて古都のあった奈良盆地(大和平野)は災害が少なかった分、水に苦労したのです。人口増加に上下水道が追いつかなくなり、衛生状態の悪化が京都に都を移転した理由の一つとも言われています。

現代になって、「吉野川分水」と呼ばれる事業が’始まり、水の豊かな吉野川から奈良盆地に水を分け水不足が解消されました。今回の台風7号はこの吉野川の上流にあたる上北山村で大雨をもたらし、しかもノロノロ運転だったためものすごい降雨量。吉野川には二つのダムがありますが、そのうち治水を担うのが「大滝ダム」。大滝ダムから下流に対して安全を確保できる最大放流量が、毎秒1200 トンなのですが、今回なんとそのダムに流れ込む水量が毎秒2500トンを超える時間もあり、事前に予備放流してスペース空けていたにも関わらずダムはあっという間に満水になってしまいました。通常使う「利水容量」が100%になり、バックアップの「治水容量」でなんとか持たせた感じです。過去には2000トンの流入があったこともありますが、さすがに2500トンはダム運用開始後、最大量。当日、ダムを運用されていた管理者の人たちもヒヤヒヤしていたと思います。この「治水容量」がいっぱいになるとダムの決壊を防ぐために放流量を増やさなければいけないのですが、そうなると下流が洪水になり多くの人命や生活が壊滅的になってしまいます。まさにギリギリセーフ、危機一髪難を逃れたのです。

やれやれという気持ちでニュースを見ると今度は鳥取県がひどいことに、、、。日本海側が台風で被害を受けるなんて今まででは考えれなかった事。とにかく無事でやり過ごしてほしい、そんな気持ちとあらためて災害に対する備えや考え方を変える必要があるなあと感じました。毎回「過去最大の〜」という言葉が聞かれますもんね。いつもとは少し変わった序幕で始まった今回のブログですが、撮影をする奈良公園一体は基本的に安全なエリアです。都の選定や設計には当時の陰陽師が深く関わっていたのでしょう。地質学や気象学にも長けていた陰陽師が選ん安全な場所が平城京。今の奈良市です。なのでこれから台風シーズン突入ですが、みなさん安心して奈良にお越しくださいね。

前回は和装での神社ロケーションフォトのご紹介をしましたが、今回はその続き。白無垢から色打掛にお色直しして奈良公園に繰り出し撮影です。

奈良公園 色打掛 前撮り

奈良公園では、桜やナンキンハゼといった木々から色づき始めます。その後にモミジ。なので秋の紅葉シーズンは結構長くて、お客様にも色とりどりの奈良をお楽しみいただけるのです。奈良ローカルとしては、東大寺や鹿だけでなく、こういったあまり知られていない奈良の美しさを見たり体感し撮影を楽しんでいただきたいという気持ちがあり、そしてそれをお二人とともに写真に残していく、というのがロケーションフォトグラファーとしての醍醐味。

奈良公園 紅葉 和装ロケーションフォト

一般の観光客の方が、所謂「奈良公園」と考えるのが東大寺近くになる「浮雲園地」と「春日野園地」です。ただ。この二つの園地はだだっ広くて、パッと見た目よりも写真に美しく残すのが難しい場所でもあります。また東大寺目当ての観光のお客さんが非常に多くて混み合う。前回の神社ロケーションフォトでお見せしましたが、弊社の撮影スケジュールとしては、和装の場合は「白無垢」からスタートし途中で「色打掛」にチェンジすることが多いです。特に秋の観光シーズン、修学旅行シーズンになると、1日の中でも観光客が少ない場所を順に周り、その時々の紅葉の具合や太陽の角度を計算して、都度ベストなコンディションで撮影したいからです。もちろん、お衣装をチェンジする際にはヘアスタイリングも変更するのでご安心ください。撮影には必ずアシスタントが同行し、衣装の崩れやヘアメイクの乱れも都度手直ししながらのロケーションフォトですので、少々動き回っても、汗をかいても安心です。弊社が経営するフォトスタジオ「スタジオオレンジ」の美容ルームでお支度しますので、駐車場も完備。ロケ車でのんびり移動しながら撮影をお楽しみください。

 

奈良での和装ロケーションフォトや前撮りはBridal-Sora

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