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Bridal-Soraの想い

Bridal-Soraの撮影は、僕とお二人の共同作業です。
奈良の豊かな自然の中でロケーションフォトを始めるにあたり、
そこには僕の特別な想いがありました。

Bridal-Sora 竹中 岩仁.

 自分で写真館を作り、フォトグラファーとしてお客様と楽しそうに仕事をする父親に憧れ,大学卒業後に自分も写真の勉強をしようとスーツケース1つでアメリカへ。カリフォルニアにあるBrooks Institute of Photographyでポートレート(肖像写真)を学んだあと、ロサンゼルスで日本人のウェンディングフォトを撮り始めました。その後ハワイに引越し、撮影とサーフィンに明け暮れる毎日。
 海外挙式はホテルのお部屋でのメイクシーンから1日が始まります。リムジンで教会へ移動。挙式を撮影したあと、再びホテルに戻ってきて庭やビーチ、時にはワイキキの通りに出て撮影。
雨が降ったり風が吹いたりと日々変わる気候の中で、虹の下ゆったりお二人と撮影時間を共有するのが楽しかったと覚えています。

 時は流れ、2001年に帰国し日本でもウェディングの撮影を始めました。日本の結婚式は、お支度から挙式、披露宴までスケジュール通りに進行しなければいけません。
決められた台本通りに移動し、撮影も指定の場所で。かなり制約が多いんです。
「なんて日本の結婚式は窮屈なんだろう…。」
そんな中、脳裏に浮かんだのはハワイのウェディングフォト、また、あんな撮影がしたい。
ふと気づいたのが故郷「奈良」の素晴らしい自然。広い奈良公園でロケーション撮影を始めました。

 万葉集に歌われているように、奈良の四季は日々移ろい空の色も雲の形も表情を変え過ぎ去っていきます。
人生に感動の瞬間は多いですが、その時に戻ることはできません。
戻らない時間の中に残しておきたいものを、変化する自然の中でお二人と探すのがBraidal-Soraのロケーションフォト。
挙式当日はゲストの為に、前撮りはお二人の為に。時間を気にせずゆったりと撮影します。

 「君と過ごした時間から、僕たちの時間」に変わリゆく中で、手にしたアルバムが言葉で伝えきれない感動や想い出の扉を開いて行く。僕はそう信じてシャッターを切ってます。