変わらず続けていく価値
こんにちは、ソトグラファーこと奈良でロケーション専門の撮影をしてる竹中岩仁.です。
車が大好きな僕ですが、今日はとっても興味深い車の撮影をしました。めっちゃレアな車種です。それは、、、
メルセデスが誇るゲレンデヴァーゲン、しかもなんとプロフェッショナルというグレードです。普通のゲレンデやAMGはそこらで良く見かけるのですが、このプロフェッショナルは日本に正規輸入されておらず、大阪市内でもたった2台しか走ってないうちの1台。お客様は以前にウェディングを撮影させていただいてから家族写真や七五三等、長い間おつきあいさせていただいてる大阪市のNさん一家。以前はレンジローバーにお乗りだったのですが、さらにタフネスな車(僕のジープを見て感化されたのかも、、、)ということでプロフェッショナルをチョイス。
この車、メルセデスがゲレンデヴァーゲンを軍用にチューニングしたもので、ボンネットに乗っても全然平気。滑り止めのシボ加工されてるくらいです。この時も家族みんなでバンパーからボンネットをつかってガシガシとキャリアまで登ってました。この車、メルセデスが1979年に生産開始というからかれこれ35年以上作っていることになります。変わらず角張ったスタイルは遠目でも「ゲレンデだあ!」と認識できるアイデンティティ溢れる車。10年やそこらで補修部品がなくなり、まだまだ走れるのに廃車になっていく国産車とは全く違うコンセプト。メルセデスに限らず、BMWやポルシェは相当古い部品でも手に入るので長く乗り続けることができます。僕がサーキット用に乗ってるBMWも20年以上も前の車ですが、全然問題なく修理できる。使い捨て感覚もコストを考えればアリなんでしょうが、気に入った物を大切に長く使うのが好きな性格なのでこういった車が大好き。角張ったデザインも今見ても全く古くささを感じさせない。35年も同じ車を作り続けていくことで熱狂的なファンが世界中にうまれている。道具としてラフに使えて、かつスタイルある車。家族の歴史として一員として長く乗り続けられるのはさすがゲレンデやなあと思いますね。最近、こういった一生モノの車が欲しくてたまりません。