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ドライバー目線での鈴鹿F1オススメ見どころ

こんにちは、奈良の写真館スタジオオレンジとロケーション撮影Bridal-Soraの竹中です。

いよいよ明日は鈴鹿サーキットでF1の決勝レースが開催されます。予選は今年の定位置通り、メルセデスにフェラーリ、レッドブルが上位を占めてるのですが、ここはやはり地元ホンダエンジンを搭載するマクラーレンにも頑張ってほしいなあ。

この鈴鹿サーキット、世界的にも超難関な高速テクニカルサーキットです。単なる高速サーキットやテクニカルサーキットは他にもあるけど、高速&テクニカルなのは鈴鹿だけ。僕が普段走っているホームコースでもあります。自分で走り出りだしてから、今までとは全く違う目線でレースを楽しむようになりました。「鈴鹿のレコードラインは一般車もレーシングカーもそんなに違うこともないんだなあ」とか、「ここでよくこれだけ踏めるよなあ」とか、そういう感じです。テレビのオンボードカメラでは体にかかる重力のことは全くわからないのですが、走るとわかる。そしてレーシングドライバーのすごさも理解できるようになりました。

今回は、そんな鈴鹿まだまだ下手くそな初心者ドライバーの僕が、「ここ見て!!」というドライバー目線でのオススメポイントをお伝えします。

まずは鈴鹿国際コースの見取り図から。

 

コーナーとしては、第1コーナー>第2コーナー>S字>ダンロップ>デグナー>ヘアピン>スプーン>130R>シケイン>最終コーナー と続きます。すべてのコーナーが難易度高く、一周を完璧にこなして周ってくることが本当に難しいコースなのですが、まずはその中でも特にデグナーコーナーをチェックしてください。ここは実際には デグナー1>デグナー2と2つのコーナーが連続しているのですが、見取り図でみると緩やかな感じがするのに実際は90度くらいに急激に曲がっている感じがします。二個目では外側の縁石の段差が高く、それにビビってアクセルゆるめるとリアのトラクションが抜けてスピン>エスケープゾーンの少ない箇所だけに全損になりやすい(僕も何回かヤバいスピンしたことあります)

そのまま立体交差を越えて(ここがいかにも鈴鹿走ってます感がするところ)ヘアピンをクリアしたら全開立ち上がりでスプーンへ、そこからバックストレートを駆け抜けて超高速コーナーの130Rへ突っ込んでいきます。ここはイン側に少しくぼみがあるのでとにかくアクセル踏んでないと危険な箇所。他車との絡みでアクセル抜いた瞬間、内側にクルクルとスピンしてガードレールに激突しそうになったこともあり、メチャクチャ怖いコーナーです。若いF1ドライバーなら気合と根性でアクセル全開でこのままシケインまで突入なんでしょう。

他のサーキットでは明らかにマシンの性能が優劣を決めるのですが、鈴鹿の場合、こういった気合と根性で上位に顔を並べることも可能なコースなので、「ええっ、このチームが!?」といった番狂わせもあるので楽しいのです。明日は午後から晴れの予報。抜く箇所が少ないコースなのでスタートでどこまで切り込めるか?戦略も含め、各チームやドライバーの心理はどうなのか?こりゃ楽しみなレースになりそうです〜!!