映画スティーブ・ジョブズは演劇だった!
こんにちは、奈良の写真館スタジオオレンジとロケーション撮影Bridal-Soraの竹中です。
一年ぶりにカリフォルニアに来ています。年に2回はこようと思っているのですが、なかなか時間がとれず、、、。ここは僕の写真の原点なので来ると必ず、何か忘れかけていたもの、今までは気づかなかったけど必要なもの、が見つかります。新しく自分の中でOSをアップデートする感じです。
今回は機内で3つ映画をみました。その一つが「スティーブ・ジョブズ」。ダニー・ボイル監督の新作です。この映画あまり沢山の映画館では上映されていないのですが、たまたま機内エンターテイメントでやってることを知って楽しみにしてました。
この「スティーブ・ジョブズ」、いわゆる伝記ではなく完全に3部作の演劇を映像化したような内容でした。まずは1984年にマッキントッシュを発表した時、その後アップルをクブになって作った1988年のNeXT Cubeの発表、そして再びアップルに返り咲いた1998年のiMac発表。この3つの発表プレゼンを舞台にした映画です。主人公のジョブズを中心にいろいろな人たちとの会話合戦。まさに掛け合い。特に1998年は僕がアメリカで過ごしていた頃。ロサンゼルスやサンフランシスコは「Think diffent 」というキャッチコピーが圧巻し、Comp USA というパソコン屋さんはお祭り騒ぎ。僕も友達が買ったiMacを目にしてすごく欲しくなったのを覚えています。写真は僕のスーツケースに貼ってあるiMacのステッカー。
ジョブズはニーズを聞かない主義で有名ですが、実際にニーズを聞いていたらiMacもiPhoneも生まれてなかったでしょうね。人は自分では本当に何が欲しいのかは理解していない。Appleが作った製品があることで本当に欲しかったものが手に入り生活が革新する。そんな気持ちで商品開発していたからこそのヒット作なんだと思います。僕も自分が体験したアメリカでの生活、仕事、写真。自分だけにしかないこれらこれを通じて日本のお客様に「写真のあるライフスタイル」を日本のお客様に提供していきたいと思ってスタジオオレンジを作りました。
「Think different」つい業界の常識にとらわれてしまうのですが、18年ぶりに(もう18年もたつのか、、)この言葉を思い出して自分へ気合いを入れなおしました。この映画、すごく面白いのでぜひ見てください。なんと脚本も公開されています。