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2015鈴鹿F1考察 レーシングドライバーも基本に忠実

こんにちは、奈良の写真館スタジオオレンジとロケーション撮影Bridal-Soraの竹中です。

先週の日曜日、三重県鈴鹿サーキットでF1日本グランプリが開催されました。9月の開催は初めてなんじゃないかな。僕らが学生だった20年前、日本では空前のF1ブームがあって、シェル石油のCMでは「セナさま~!」と音速の貴公子アイルトンセナの名前を呼ぶ若い女性が登場したり、ホンダが圧倒的にパワーのあるエンジンを供給したりと、これまた派手に活躍してた時期なんです。テレビも古館伊知郎のナレーションでT-SQUAREのテーマソングにのって放映されてましたね。時差の関係で海外のレースは夜中放映だったのですが、徹夜でテレビ観戦して月曜日は寝不足だった人も多いはず。今年の鈴鹿はそういった往年のファンが子供連れで観戦っていうのが多かったですね。

実は去年の大晦日に初めて鈴鹿を愛車で走って以来、月に数回練習で走り込みに行くようになりました。夏には国内A級ライセンスも取得したくらいハマってる。単にテクニカルだとか高速なサーキットは世界中他にもあるのですが、高速&テクニカルなコースは鈴鹿だけ。全てのコーナーが難しくて尚かつ車速が高い。本当に世界屈指の難コースなんです。ここを走るのがすごく面白い。

その鈴鹿をF1ドライバーはどう走るんだろう?その一点に興味を持っての観戦でした。実際に鈴鹿を走るとよくわかるのですが、尋常じゃないほど高低差があります。山を切り開いて作ったコースなのでアップダウンが激しい。その中で僕が最も苦手な場所、「逆バンク」に注目しました。画像赤丸のことね。(画像は鈴鹿サーキットのHPより引用)

ここが何の目標物もないので本当に難しい。僕はここで何回もスピンしたことあるので、F1だとどう走るのか注目して見てました。

鈴鹿にはレコードラインといって、「ココをこう走れば速いよ」というラインがあって僕ら一般人は極力それに近い走りができるように努力するんです。ただ軽量で空力に優れて、強力グリップのタイヤを履いてるF1、しかも世界最高のドライバー。僕らの想像を越えるコーナーリングをするんかいな?と思ってたのですが、、、。

拍子抜けするくらい基本に忠実なコーナリングでした。いや、確かに速度は速いんです。もう地球の遠心力を無視するかの如くの速さで駆け抜けていくのですが、ラインどりはすごくオーソドックス。逆バンク後のダンロップコーナーも大きなラインで走っていて、これまた僕らが走っているのと似たようなもの。逆に毎ラップ同じラインを超高速でトレースできるのがレーシングドライバーなんだなと、素人感覚丸出して感心してしまいました。

F1チームが使っているピットスペースは僕らが普段使っている場所。自分の車をそこから走らせることが出来る車好きならきっとわかる満足感。世界のサーキットでも珍しい立体交差のあるコースを走り抜けていく時の「F1の車載映像と同じ景色や~」という感激。奈良からもすごく近いし遊園地や温泉もあるので家族連れの方にもおすすめです。サーキットをガイドしながらの見学ツアーもあるので一度行ってみてください。何やら新しいカートもスタートするみたいなのでお子様も国際コースを楽しめますよ。