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映画「Mavericks」を見て

こんにちは、奈良の写真館スタジオオレンジとロケーション撮影Bridal-Soraの竹中です。

昨日は定休日、久しぶりにのんびりしました。雨がパラパラ降ってる中、ゴロゴロしながらまったり過ごしました。たまたまスカパーでやってた映画「Mavericks」を鑑賞。

この映画は実在したサーファー、ジェイ・モリアリティの伝記で、007のマイケル・アプテッドとL.A.コンフィデンシャルのカーティス・ハンソンが監督で北カリフォルニアの美しい自然と共に彼の人生を綴っています。

カリフォルニアのビーチタウンに暮らしていると、サーフィンは本当に身近なもので生活の一部になっています。朝、出勤前や夕方のひととき海に入る人も多くて、大小にかかわらずほぼ毎日波はあるしサーフボードも安くて手軽に始められる日課のようなものなんです。海という存在が日本よりももっと生活に密接してる気がします。

僕は海のない奈良に生まれ育ったので、小さい頃から海に慣れ親しんでる訳ではありません。なのでイマイチ勘が効かず、潮に流されて怖い思いをしたこともあるし、ちょっとした海の変化を感じ取れない。川のそばで育ったので九頭竜川や神通川の激流はなんともないんですけどね。ないものねだりなのかもしれませんが、海のそばで常に自然を感じながら育つ環境がうらやましいです。

でも、沖でプカプカ波待ちしてたり、浜を裸足で歩いたり、寒かったり暑かったりそのときの地球を感じている感覚がすごく好きです。すごく落ち着く。人間ってやっぱり自然の中で進化してきた生物なんだなと実感します。

写真は南カリフォルニアのrinconという有名なサーフポイント。冬のgood swellが入ってるところをhwy101から撮影しました。この波でこの程度の人数。サーフィンや波を含めて自然が生活の一部なので日本のようにテトラポッドを投入することもないですし、そもそも波が立つ場所が多い。小さな子供からお年寄りまで仲良く楽しめるのがカリフォルニアのいいところ。自然を人工の力で封じ込めようとばかりする現代の日本とは違います。本来、日本人は自然と共存してきたと思うんですが。

カリフォルニアの海は寒流で夏でもとっても冷たい。でもジャイアントケルプっていう海藻が育ち、沢山の生き物が暮らす豊かな海。素朴なビーチタウン、ハーフムーンベイと大洋、登場人物のドラマをこの映画で楽しんでください。