ご実家でおじいちゃんと花嫁姿で出張撮影
こんにちは、ブライダルそらの竹中です。
今日は7月23日。暑い、暑すぎる。梅雨もほとんどなく明けてしまった酷暑の奈良からブログをお届けします。
まずは先日、出張で広島県まで行ってきたロケーションフォトのことから。
広島県庄原市の新婦ご実家でロケーションフォト
今回、お嫁さんからまずいただいた大きなリクエストは祖父さまとの撮影でした。秋に大阪でご結婚されるお二人ですが、高齢のおじいちゃんに参列してもらうことは体力的に不可能。
なんとか出張で広島まで行って一緒に撮影できないか?とのご相談でした。私はドライブ好きなので、スタッフやスタイリストを乗せて中国道をひとっ走り。
到着した庄原市はこんな感じ。空が広い!そしてこの景色に今回、お嫁さんがおじいちゃんと撮影したかった理由が隠されていたのです。
子供の頃からどこに行くにもおじいちゃんと一緒
広島県の山あいにある庄原市。特にお嫁さんのご実家がある近辺は公共の交通機関がほとんどなく、列車(電車ではなくディーゼル機関車)が1日に数本走るのみ。バスも非常に少なくて車社会。そのような環境なので、お嫁さんは小さな時からどこに行くにもおじいちゃんと一緒だったそう。
クラブ活動で遅くなる中学校時代から高校時代、朝晩の送り向かいもおじいちゃんの軽トラ。あたり一面真っ白になる雪の日も、蝉が賑やかに泣き叫ぶ暑い夏の日も、お嫁さんは軽トラの助手席に揺られて通学。毎日車内でおじいちゃんと話す日々。休日、友達と遊びに行く時も軽トラの送り迎えが欠かせませんでした。
おじいちゃんに花嫁姿を見せたい
大学から関西に出てきて、就職。社会人として踏み出したお嫁さんが結婚するにあたり真っ先に頭に思い浮かんだのが「自分の花嫁姿をおじいちゃんに見せたい。一緒に写真に残したい」という気持ち。そのような理由で今回の出張撮影となったのです。
ご実家で賑やかに花嫁支度
親戚ご一同も集まり(おそらく前日も宴会状態だったと想像)「綺麗ねえ」「おめでとう!」と賑やかな雰囲気の中、お支度が進んでいきます。お父さん、居ても立っても居られないのかスマホでパシャパシャとお嬢さんを撮影。
ご両親が喜ばれる気持ちも、ひしひしと伝わってきますね。ニヤけた顔が止まらないお父さん。本当に嬉しそう!
少し離れたソファからニコニコとお孫さんの晴れ姿を見ていたおじいちゃん。
花嫁さんの美しさと、小さな頃から見てきたその姿に感動されたのか、ウルウル。ファインダー越しに見ている私も感極まる気持ち。
ご実家でのロケーションフォト撮影
仏間での家族写真。お盆やお正月にみんなが集まるとこの場所で必ず撮影するそうなので、今回ももれなく。家族の歴史になりますね。
もちろん、ご先祖さまにも結婚の報告を。こういうときは、やっぱり白無垢が似合うなあ。
お庭に出て撮影。周りは田んぼだらけで、夜になるとカエルの合唱そのものの世界。この頃にはお婿さんも馴染んできてしっかり家族の一員。
「一人で立てるから」とおじいちゃん。愛する孫の晴れ姿に、ここぞとばかりに頑張ってくださいました。
お家のすぐ近くにある広場でも家族写真。「撮影するから草刈りしないで花を残しといたよ」とお父さん。みなさんのご協力あっての出張撮影なのです。
今回、私が一番お気に入りなのが、この一枚。私自身も「おじいちゃんっ子」かつ「田舎生まれ田舎育ち」なので、この撮影にかけるお嫁さんの気持ちもよくわかるし、だからこそなんとか良い写真を撮ろう、ご家族にとって大切なよい1日を作り上げよう、と頑張りました。
次回、庄原市でのロケーション前踊り撮影編 に続く
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