2023秋の紅葉ロケーションフォトふりかえり1
ご無沙汰しています。Bridal-Soraの竹中です。なんだか毎回なのですが、ほんと時間が経つのがはやい、、、。この前、大晦日からお正月になったと思ったら桜のロケシーズン。そして今は梅雨の中、しっとりした撮影をしているのですが、蝉が鳴き始まるこの時期になると秋の紅葉ロケーションフォトや前撮りのご予約が入り始めます。ということで、私、竹中岩仁.が撮影する奈良での紅葉ロケーション撮影がどのような感じか、昨年のお客様を振り返りながらご紹介します。
奈良公園、吉城川のほとりで真っ赤な紅葉のロケーションフォト
昨年は秋に雨が少なく、奈良公園も干上がった状態が続いていました。いつもは水が流れる吉城川もこんな状態。秋ならではの低い位置から差し込む午後の光がお二人を照らし、紅葉並木の奥行き感も相まって、良い感じです。実はこの時、ニコンから発売されたばかりの135mm f1.8という高級レンズをデモ機としてニコンプロサービスからお借りしてまして、使用感をレポートしようと日々使っておりました。この写真の通り本当に素晴らしく、こんなに枝が張り出て複雑な背景なのにお二人だけが浮かび上がる浅い被写界深度と、かつくっきりなシャープ感がたまらないですね。
正統派、白無垢のフォーマルなポーズ写真撮影
私のこだわりとして、こういうきっちりしたポーズ写真。業界でいう「型もの写真」も必ず撮ります。和装の場合、白無垢にしても色打掛にしても、着付けが終わった時点では歩きにくいんです。だから「からける」や「お抱えにする」といった言葉通りに紐やベルトを使ってお嫁さんが手を離しても着物が落ちないように固定するんです。基本的にはそのスタイルでロケーションフォトを撮影しますが、本来は掛下(白無垢や色打掛の下に来る着物)や白無垢を下ろした状態が最もフォーマルで正しい花嫁姿。この形にするのに、技術も必要ですし、また元通りに紐で固定しないと移動ができません。ブライダルそらの撮影は、私が自らここまで型をつけていきます(この技術がないロケーションフォトグラファーが非常に多いんです)し、元通り紐で固定して移動できるように必ず美容スタッフも撮影に同行します。日本の和装文化の基本とも言えるこの一枚に憧れるお嫁さんが多いですし、ご両親や祖父母さまも、とても喜ばれますね。
奈良にもあります、竹林でのロケーション写真
今回、弊社で取り揃えてるなかでも一級品の京友禅の色打掛をお召しになられたお嫁さん。赤い色打掛とのコントラストが引き立つ竹林でも撮影しました。学生時代は京都で4年間暮らしていたので、前撮りやロケーションフォトで有名な嵐山の竹林もよく知っているのですが、今やあの場所は撮影激戦地区。観光のお客さんも多いですし、実際にいくと少し興醒めです。でもここなら安心。
こんなに超ワイドレンスで引いた写真でもお二人の他に誰も写りません。奈良もオーバーツーリズムと言われてますが、それは元々、観光のお客さんが少なかったからそう感じるだけで、実際は京都とは比べ物にならない空き状態。特にローカルフォトグラファーの私は定番撮影スポット以外にいろいろと結婚写真的に美しい場所をしってるのでご安心ください。そのときどき、お二人の雰囲気に合わせて私自ら撮影場所をコーディネートします。
人が多い混んだ京都ではなく、貸切撮影が可能な奈良で和装のロケーションフォトや前撮りに興味があるお二人は Bridal-Sora