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奈良公園の吉城園・瑜伽山園地・浮見堂で和装ロケーションのフォトウェディング 前撮り撮影

こんにちは、ブライダルそらの竹中です。

暑くてとってもジメジメした梅雨になりましたね。奈良も不快指数が高くなっていますが、奈良公園の鹿は見事な「鹿の子模様」に変わり、木々も青々と色鮮やかな季節となり美しい景色の中ロケーションフォトが続いています。個人的にこのグリーン鮮やかな新緑の季節が好きで白無垢やウェディングドレスだけでなく、色打掛やカラードレスも映えるんです。今年はずっと雨が降り続く日がすくなく、フワッと柔らかな曇り空の光がよりお二人を引き立ててくれてます。

 

前回、春の桜ロケーションフォトをボチボチと紹介スタートしたのですが、実はすでに秋の紅葉ロケーションフォトや前撮りのご予約が入り始めてまして、お問い合わせも増えてきました。なので季節は早いですが、ひとまず昨年の秋に撮影した紅葉ロケーションフォトのご紹介から再開したいと思います。うーん、よく考えたら長いことブログを更新できてなかったなあ。毎年、新年を迎えてからの半年がとっても早くて、今年もすでに6月後半、、、。秋の結婚式シーズンに向けての前撮りがちょうど今から夏にむけて撮影中。夏が終われば紅葉が始まり一気に年末まで駆け抜けます。

 

それでは昨年の秋、紅葉のロケーションフォトのお客様を

吉城園 前撮り ロケーションフォト

こちらは奈良公園内にある吉城園という美しい庭園で撮影しました。特に秋になると園内の木々が見事に紅葉し、白無垢とも相性が良い場所なんです。お庭には立派な主棟や茶室もあり、そこでの撮影もすばらしい(昨年は改修工事で茶室内部には入れませんでしたが外から撮影してました)。紅葉というと真っ赤なモミジのイメージがありますが、赤だけでなく、緑や黄色といったグラデーションが美しく表現できるのも、きちんとお手入れされた庭園ならではの撮影です。平日は観光のお客さんも少なく非常に撮影しやすい場所。奈良は京都に比べて圧倒的に観光のお客さんが少ないのですが、その多くが東大寺や興福寺に行かれてます。また京都よりもウェディングフォトの撮影組数もはるかに少ない。なのでこういった庭園でも最低限のマナーをもって撮影すればあまり迷惑がかかりません(撮影許可も都度、取得しています)。他に沢山のお嫁さんがいてる中での撮影はあまり気分のよいものでもないですしね。なるべくお二人に貸し切り感を味わって1日を楽しんで頂きたいんです。

 

瑜伽山園地 前撮り ロケーションフォト

同じ庭園でもこちらは瑜伽山園地という場所です。有名な高級ホテルの敷地内にあり、ここも許可を取得して撮影しています。この瑜伽山園地も紅葉がすばらしくて、特に和装での撮影にはぴったり。この日は人が少なくなる夕方から撮影してきました。夏と違って「蚊」がいないのが秋の良いところ。瑜伽山園地は他にも沢山撮影に適した場所があるのですが、またボチボチとブログでご紹介しますね。一日中、庭師さんがお手入れされてる庭園なので、いつ行っても小綺麗で落ち葉も少なく、そういう気持ちが行き届いた感じが気に入ってます。ロケーションフォトのほとんどの時間、白無垢や色打掛を紐で固定して身動きしやすい状態(からけた状態、お抱えの状態)で撮影してますが、この写真はその紐を解いて、掛下も全て降ろした状態での撮影となっています。本来、和装写真ではこれが最もフォーマルなのですが、着物が汚れたり、フォトグラファーが着物の処理(型つけといいます)ができなかったりと難しいので多くの業者さんが着物を降ろさずに撮影しているのが現状。和装好きな家族の中で育った僕としては、どうもそういうのを許すことができなくて、本来あるべき姿、和装が最も美しく見える状態での撮影を1カットは撮ろうと努力しています。なので、こういうフォーマルショットをご希望の方はぜひリクエストしてください。雨の日以外は撮影可能です。

 

浮見堂 和傘 前撮り

瑜伽山園地のお隣、歩いて10秒で浮見堂です。ここも桜と紅葉のメッカ。昼間は多くの観光客で賑わいますが、時間をずらせば貸し切り状態。また秋の夕方は綺麗な光も差し込んできます。木製の橋がかかっていて浮見堂につながっていますが、この橋も奈良公園の景色によく似合いますね。和装だけでなくドレスでの撮影も好きな場所です。もちろん、自然光だけでなくライティングを駆使して紅葉の中からお二人を引き立てて撮影していきます。

 

浮見堂 紅葉 ロケーションフォト 

今の時期、6月あたりだと夏至に近いので日没は19時以降になりますが、紅葉の時期は17:30~18:00には日が暮れていきます。なので午前中のお支度開始から段取り良くスケジュールを組んで、衣装や場所、その日の天候やお二人の雰囲気や紅葉の状況に合わせて毎日アジャストしているのですが、この日もドンズバそれが当たって、人のいない浮見堂をバックに秋の奈良らしい一枚を撮影することができました。正岡子規の「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」がイメージできるそうな写真でしょ。この時、実際に興福寺から「ご〜ん、ご〜ん」と鐘の音が聞こえてました。法隆寺は地理的に少し遠いですが、正岡子規も実際は法隆寺でなく、奈良市でこれを詠んだという説もあります(柿好きだったようですね)。

 

浮見堂 和装 和傘

マジックアワーも過ぎ、暗くなり始めた浮見堂はさらに雰囲気を変えながら撮影映えする場所になります。ここでもライティングを使って青い夕闇になかにお二人を浮かび上がらせるように撮影してみました。これ以上遅い時間になると浮見堂に緑色した水銀灯がライトアップされるのであまり良くないんです。そのギリギリの時間がもっとも美しい。どんどん暗くなっていくので時間との戦いですが、そういう鬩ぎ合いも楽しくて撮ってるんです。さすがにこの時間になるとお二人も疲れているはずですが、やはり撮影となるとアドレナリンがでるのか、特にお嫁さんは最後までテンション高く「撮影楽しい!」とおっしゃいます。お婿さんも「もっと緊張するのかと思ってたけど、リラックスしていい思い出になりました」とご満足いただけたよう。最近は前撮りだけでなく、写真だけを残す「フォトウェディング 」「写真だけの結婚式」のお二人がとても多くて、そうなるとこの撮影が一生に一度の大切な記念日。僕も、美容師もアシスタントや全てのスタッフ全員、お二人の節目となるこの日をプロデューズするんだという気持ちが大切なんだと思ってます。

 

 

奈良で和装の前撮りやフォトウェディング 、写真だけの結婚式はBridal-Sora