香魚と西瓜と蜩と
こんにちは、Bridal-Soraの竹中です。
お盆休みもスタジオはずっと営業していて、定休日の火曜日も朝から撮影。昨日代休でお休みだったので久しぶりに和歌山県日置川へアユ釣りに行ってきました。先週の台風5号で大増水、その後回復が遅れていてどうかなと駄目もとでの釣行でしたが、まあまあ釣れましたよ。
関東は毎日雨で、すでに秋の気配ですが、南紀はまだまだ夏!
鮎はほかの川魚と違い、川中の石や岩にはえてるコケを食べるんです。そのコケのついてる石の周りを自分のテリトリーにして、その中に入ってきた別の鮎を体当たりして追い払う習性があります。それを利用したのが友釣り。僕は海からバスまで色々な釣りをしてきましたが、アユ釣りが一番エキサイティングで面白い。
釣ったばかりの鮎は、まっ黄色なんです。エラの後ろにある黄色い縦模様は「追い星」といってくっきりしている方がより闘争心のある魚とされています。しかも水質のいい川で釣った鮎はスイカのにおいがします。「香魚」とよばれる所以ですね。今回は増水で川のコケが流されて真っ白な状態。流れの微妙な加減でわずかに残ったコケを探しての釣りとなりました。
このあたり、早稲の稲刈りが始まっていました。日置川は天然遡上の鮎がメインの川なのでこれからが本格シーズン。10月いっぱいは美味しい鮎を楽しめそうです。夕方になると蜩(ヒグラシ)が「カナカナカナ」と鳴き始め、本当に風情のある日本の夏を感じれます。夕日を見ながらこの鳴き声をずっと聞いていました。