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自分だけに見えてる世界

こんにちはBridal-Soraの竹中です。
先日、無事に帰国しました。帰ってきてすぐに巨大台風。
奈良も大雨で結構やばかった〜。台風びゅうびゅうしている中、時差ぼけでやたら朝早くに目が覚めるのでいろいろと自分の写真について考えていました。例えば今回のヨセミテ。どうしてシャッターを切りたい欲求がでるんだろうか?写真にして何をしたいのか?とかそんなことです。

この日はヨセミテ最終日。日付が変わる前までにはず〜っと南のOxnardという街にある友達の家に着きたいなと思い、早朝勝負をかけることに。この写真は帰国後にデータを自分好みに現像して仕上げたものだけど、シャッター切る前からこういうイメージが出来上がってました。正確には僕にはこういう風に見えていたんです。

フォトグラファーっていろいろなタイプがいるんだけど、どうやら僕は逆算するタイプ。今、自分が見えている世界を写真に表現するには、どんなカメラ&レンズをチョイスし、露出やらカラーバランスやらコントラスト、彩度、被写界深度、シャッタースピード、カメラの設定やらその他もろもろと計算してシャッター切ってる感じ。iPhoneで事足りる時もあれば、重い一眼レフと大きなレンズが必要な時もある。

一昔前、フィルムの時代にはこの一枚を作り上げるには膨大なデータの蓄積と何時間もダークルームで酢酸のにおいにまみれながらの作業が必要でした(それは今でも好きだけど)。今はコーヒー飲みながら秋風吹き抜ける部屋でイメージを作り上げることができる。なんてエキサイティングな時代!それに最新型のニコンD850の許容範囲の広いデータ、かなり悪い条件でもシャープな描写を見せる14-24mmレンズのおかげでまさに自分のイメージした通りの作品が出来上がりました。